富士通社員と考える新たな働き方 in 別府 【Well-being/My Purpose】

新型コロナウイルスの影響で、働く環境が変化し、ニューノーマルと呼ばれる新しい働き方が求められています。
今回、2月13日(月)~2月14日(火)富士通株式会社が別府市産業連携・協働プラットフォーム B-biz LINKとともに、大分県の大学生に対して、未来の自分のワークスタイルを考える「FUJITSU × B-biz LINKワーケーションプログラム」を実施しました。

参加した学生たちは、富士通の事例を通じて、自分たちにとって最適な働き方を考え、未来の自分のワークスタイルについて模索することができました。以下、その詳細をご紹介します。

DAY1
14:00-14:25 富士通 会社概要説明
14:25-14:30 シンキングタイム「My purpose」
14:30-14:40 グループ共有
14:40-15:40 座談会「なりたい自分になるため」
15:40-16:00 振り返り「自分がありたい姿」

DAY2
14:00-14:10 オープニング
14:10-14:20 富士通の知財取組み紹介
14:20-15:20 グループワーク
15:20-15:30 休憩
15:30-15:45 振り返り
15:45-15:50 クロージング

【DAY1】1.富士通 会社概要説明

1-1. 富士通がなぜ大分県に?

富士通は、地域・社員・富士通が相互に成長し合える関係を築くことを目指し、大分県との包括連携協定を結んでいます。「大分県には、自然が豊かで住みやすい環境が整っていることから、地方移住のトライアルやワーケーションの推奨など、新しい働き方の実現を進めています。」と、本プログラムの責任者でもある人事の深町さんからご説明がありました。

1-2. 富士通のPurpose

人事の渡部さんによると、「富士通は、テクノロジーを通じて人々の生活を豊かにし、社会に信頼を与えるサービスの提供を目指しています。富士通は、幅広い分野で事業を展開しており、国内ITサービスシェア1位、180カ国でのビジネス展開、1935年の創業以来、常に時代のニーズに応えたイノベーションを行ってきました。」

『わたしたちはイノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界を持続可能にしていくこと』をPurposeとして掲げています。テクノロジーを活用し、社会に貢献し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めることで、人々の生活を豊かにすることを目指しています。」とお話いただきました。

1-3. 富士通の働き方改革とその事例

富士通は、ウェルビーイングを重視した働き方改革を進め、フレックスや在宅勤務支援、単身赴任の解消など実施しています。その他、Borderless OfficeやCulture Changeなど、従業員のワークライフバランスを改善するための施策も展開しています。

また、従業員のキャリアアップもサポートしており、サテライトオフィスの整備やポスティングによるジョブローテーションを公募制に変更するなど、従業員の成長を促進しています。

【DAY1】2.シンキングタイム「My purpose」

2-1. 社会人の「My Purpose」

学生たちは、リアルな社会人の働き方に触れる機会が多くはありません。そこで、大手企業の富士通で働く社員たちから、働く目的や起源となっている「My Purpose」を聴き、自身の働き方や目的について考えるきっかけとなる場が設けられました。

深町 弘明さん(富士通 Employee Relation統括部)
「人を、地域を、国を、世界を大切にする社会をつくる」
富士通という舞台で世界共通の「働く」について、よりよいモデルケースを作りたい

渡部 かんなさん(富士通 Employee Relation統括部)
「信頼と思いやりを大切に、一人ひとりが成長したいと思える環境を作る」

田口 有悟さん(富士通 知的財産戦略室)
「イノベーションの恩恵を、本当に必要としている人々の元へ届ける」

熱田 勉さん(富士通 知的財産戦略室)
「創りだす喜びが共有できる社会を実現する」

学生の「My Purpose」

「My Purpose」とは何かを、富士通の方々から聞いた後、次は自らのMy Purposeを考える番です。
学生生活を送る中で叶えたい目標や、これからの自分の夢を実現するためにはどのような自分でいたいか、どのような自分でありたいか。参加者の学生たちはそれぞれ自分の思いを精一杯言語化していました。

「My purpose」をそれぞれ考え、1人ずつ発表し、座談会形式で深掘りを行いました。参加した学生たちは、初めて自分の「My purpose」を言語化し、さらに参加者から質問を受けることで、自己理解を深めることができました。この機会を通じて、学生たちは自己探求の重要性を再認識しました。

参加者たちのMy purpose

  • 「子供たちの可能性に賭けて日本を良くしてほしい」
  • 「笑顔になれるきっかけを作る」
  • 「新しい教育の形で多様性という言葉をなくす」
  • 「ヒトとモノの潜在的な魅力を引き出す 人と人の距離感が大事」
  • 「思いやりのある距離感 丁寧な暮らし」
  • 「人と人とを繋げたい」

2-3. 座談会「なりたい自分になるため」

参加者が「My purpose」を明確にした後、富士通の社員たちが、自身のキャリアパスについて発表しました。経験や悩み、そして決断を振り返り、学生たちからはたくさんの質問が飛び交い、参加者同士が交流を深める機会となりました。

また、「My purpose」を実現するためのアドバイスとして

  • 楽しいこと楽しめることを見つける
  • やりたいことに手をあげる
  • なんでもやってみるが大事

などが挙がっていました。

2-4. 振り返り「自分がありたい姿」

この日のまとめとして、参加者全員が「自分がありたい姿」をテーマにして、自身の「My purpose」を発表しました。この会を通じて、学生たちは自分自身がどのようなキャリアを積みたいかを考えるきっかけとなりました。

【DAY1】3.参加者の声

3-1. 参加者の学生

北村 虹緒さん(立命館アジア太平洋大学)
私のMy Purposeは「ヒトとモノの潜在的な魅力を引き出す」であり、今回それがSocial well-beingという枠組みに合致することを知り、自身の「My purpose」に対する理解が深まりました。また、就職先として大企業は考えていなかったのですが、富士通の方々は大変素敵で、お話を聞いてみないとわからないと思いました。

浦石 愛叶さん(立命館アジア太平洋大学)
私の「My Purpose」は「自分らしさを大切にし、一生学び続けること」です。これまで、ワクワクするような選択肢を優先してきましたが、今回のワークショップで、自分の市場価値を高めることが重要だという話を聞き、新たな気づきを得ました。今後は、「やりたいこと」と「社会に求められていること」という二つの軸を組み合わせ、自分自身が成長できるキャリアを選択していくつもりです。

3-2. 富士通の社員

渡部 かんなさん(富士通 Employee Relation統括部)
会話を通じ、今の学生さんがどのようなことを考えているのか理解が深まり、私自身も勉強させていただきました。参加者の皆さんがWell-beingの考え方をもとに、自分が追求したいことを見つけ、今後のキャリア形成につながるヒントを得てくれたことがとても嬉しかったです。また、異動希望を出せるポスティング制度などは、Z世代などこれからの世代を担う方たちが自己実現を追求する上で、非常に有効な制度になるのではないかと感じました。

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