社員の結束力に役立つ!?
HENNGE株式会社が別府で実施したチームビルディング合宿(ワーケーション)!

HENNGE株式会社(以降、HENNGE社)が6月26日から7月2日、別府市内にてチームビルディング合宿(ワーケーション)を実施しました。HENNGE社は企業向けのセキュリティサービスの開発・販売をしているSaaS企業で、社内公用語が英語で多国籍な従業員を抱えているのが特徴的です。

別府市とは『別府ツーリズムバレー構想推進に関する包括連携協定』を結んでおり、儲かる別府の実現に向け、“起業・創業等の推進”、“人材育成”、“ヒト・企業とのつながり強化”について連携して取り組んでいます。

今回のワーケーションには、HENNGE社のエンジニア部門と企画開発部門から計31名(9カ国・地域)が参加

本記事では、大人数かつ多国籍の企業に対して、別府市がどのようなワーケーションの環境を提供できるのかをご紹介します。

目次

ワーケーションの目的と期待する効果

まずは、HENNGE社のプロダクトマーケティングマネジメントセクション・宮澤さんに、本ワーケーションでの目的を聞いてみました。

「HENNGE社はここ数年、新型コロナウイルス感染症が広がったのを機に、リモートワークとオフィスワークのハイブリッドな働き方を推奨してきました。中でも私たちのチームは、メンバーがオフィスに集まるオフィスデーを隔週で設けていました。ただ、オンライン上での面識があっても実際には会ったことのないメンバーがいたり、業務での関わりがなく面識を持つ機会すらないメンバーがいたりと、コロナ禍ならではの課題がありました。」

今回のワーケーションでは、これらの課題を解決するため、「ワーク」と「バケーション」の観点からチームビルディングを推し進めることを目指しているとのことです。

それぞれのメンバー、はどのように業務へ取り組んだのか

今回のワーケーションに参加した社員は総勢31人。参加者が多かったことから、宿泊先のホテルやおおいた留学ビジネスセンター、コワーキングスペース「a side-満寿屋-(アサイド マスヤ)」の計3ヶ所に分かれて業務を行いました。

コミュニケーションを多くとる部門ではコワーキングスペースを使用し、オンラインでの打ち合わせが多くある人はホテルからなど、それぞれの業務ニーズにあった場所を柔軟に選びました。

今回、HENNGE社が使用したワーケーション施設はa side-満寿屋-で、別府市の鉄輪温泉地域に位置します。ここは企業が1日中貸切で使えるほか、個人でもドロップインサービスで気軽に利用することが可能です。

また、施設の正面にある温泉「すじ湯温泉」は、a side-満寿屋-の利用者であれば無料で入浴できます。「ちょっと疲れたから、ひとっ風呂」なんて息抜きも別府ならではの働き方でしょう。

なお、別府市内で利用できるコワーキングスペース一覧はこちらから確認できます。

ワーケーションで得られた業務的な成果

ここ数年、企画開発部門ではオンラインの比率を高めてコミュニケーションをとっていました。ただ、ブレインストーミングのようなアイデア発散を行う場合には双方向の対話が難しく、課題に感じていたそうです。

今回のように全員が1つの場所に集まって話し合うことで、1つの意見に対して他のメンバーからの反応を随時観察できます。そのため、メンバーの中には「有意義な時間になった」と手応えを感じている人もいました。

加えて、東京のオフィス街とは違い、別府の海や山といった自然に囲まれた開放的な環境にいることで、各々がより自由に意見を出し合うことができたようです。

エンジニア部門は、システム構築などのプログラミング業務を行いました。パソコンでの業務が多い部門なので、普段はオンライン上でコミュニケーションを取っているそうです。
しかし、ワーケーションでは常に隣にメンバーがいるため、面と向かって話すことができます。業務に関する簡単な疑問をわざわざメッセージする手間がなくなり、作業効率が上がったことを実感していました。

もちろん、普段働くオフィス環境とは違って、ミーティングルームやモニターの数が足りないなどの課題もありましたが、人との距離が近づくことで業務をより活性化できる体験を、ワーケーションを通じて感じられたとのことでした。

チームビルディングにつながる様々なアクティビティも体験

業務以外の時間ではドローンサッカー、ボードゲームなどのアクティビティを企画し、仕事内容とはかけ離れた分野で新たな体験を共有しました。

社内対抗ドローンサッカー

ドローンサッカー®とは、韓国発祥の競技で、球状のプラスチックフレームに覆われた専用ドローンボールを使用し、5 対5 で戦う最新戦略型チームスポーツです。別府市には、株式会社エー・ディー・イー(以降、エー・ディー・イー社)が運営する国際基準を満たす日本国内初の常設ドローンサッカーアリーナがあります。

HENNGE社インターン生である泉谷早紀さん(左:立命館アジア太平洋大学4回生)と柏和篤さん(右:立命館アジア太平洋大学3回生)。今回、ワーケーションプログラムのひとつとして、チームビルディングを目的としたコンテンツの中からHENNGE社インターン生が提案したドローンサッカーを採用。HENNGE社から合計10名が参加しました。

エー・ディー・イー社のスタッフによるドローンの操縦レクチャーでは、操作方法から安全性の確認やトラブル時の対応まで、基本的なことを学びます。レクチャー後には全員が飛ばせるようになり、ドローンサッカーの競技を楽しむことができました。

そして、ドローンの操縦に慣れた段階で参加者を2チームに分け、いよいよドローンサッカー試合開始。試合前に立てた作戦通りに進まず、参加者は四苦八苦しながらも華麗なゴールを連発。試合中には大きなリアクションや声援を送るなど、普段の仕事ではあまり見せない一面を見せ、白熱した戦いを繰り広げました。

ゲストハウスでのボードゲーム

ドローンサッカー以外にも、社内外の人と交流を持てるアクティビティを実施。和風な古民家を貸し切り、アットホームな環境の中ボードゲームを行いました。

ボードゲームにはHENNGE社の小椋社長も参加し、基本的に会話は英語で上下関係を感じさせないグローバルな空間が広がっていました。ボードゲームの内容も全て海外のもので、メンバー間で説明し合いながらゲームを進めていました。

今回のワーケーションでボードゲーム大会の有無を気にするメンバーもいるほど、HENNGE社メンバーでは重要なコンテンツだったようです。

別府でのワーケーションを体験した感想

HENNGE社の社員であるアメリカ出身のジョンさんに、これまでの感想を聞いてみました。

「今回のワーケーションを通じて、ワークとバケーションの両面からチームビルディングに大きな貢献を感じられました。私はアメリカ出身で、同僚と仕事に対して常に切磋琢磨したり、東京の観光案内をしてもらったりすることがありました。しかし、今回の別府市という新しい土地に大人数で集まり、土地勘の無い場所で新たな発見や体験を共有しあうことで、分かち合いの精神が強く生まれました。」

このようにワーケーションでより良い関係性を培うことができたので、東京に戻っても今回の経験を生かしていきたいとのことです。

HENNGE社の学生インターンからの視点

今回の活動を通じてどのような変化があったのか、HENNGE社インターン生である泉谷早紀さんと柏和篤さんに聞いてみました。

2人はHENNGE社の一員として、普段はHENNGE社が提供するサービスのリサーチや、別府市内に在住しているため市との連携サポートを行うなど、今回のワーケーション業務にも大きく貢献しています。

泉谷さん
「大学で専攻している観光学の観点から、HENNGE社のメンバーに別府の良さを伝えられたと手応えを感じています。またドローンサッカーの際には、大学で培った英語力を発揮することができました」

柏さん
「今回のワーケーションはすごく学びの多い経験になりました。現在3回生であることから、これから残りの大学生活を通じて、別府市の学生と企業を繋ぐことができればと思います」

多国籍な人への対応

今回の参加者の中には、宗教上の観点からハラルフードの選択や礼拝が必要となる人もいました。

多くの外国人が住む別府だからこそのおもてなし

今回のワーケーションのためにお呼びしたのは、別府市内でパキスタン料理店を営むザファー・サイードさん。HENNGE社のバグースさんはインドネシア出身だったこともあり、ハラルフードを提供するレストランやモスクなどを紹介していただきました。

「別府市には国際的な大学『立命館アジア太平洋大学(APU)』があることから、多くの外国人が住んでいます。そのため、外国人居住者や観光客にとっては、言語の面だけでなく礼拝所やハラルフードといった生活面でも溶け込みやすいです。」

サイードさん自身も別府に長く住んでいるため地域のことを熟知しており、バグースさんが仕事している場所から近いモスクやアクセス方法などの情報を共有してくれました。

別府では、日常的に外国の人達と生活を共にしているため、外国人向けの情報も多くまとめられています。例えば、ハラルフードを紹介する「ハラルマップ」なら、ハラル認証を受けた飲食店や食材を購入できるお店がわかります。

また、水着を着て入れる温泉や家族風呂を紹介する「温泉マップ」もあります。外国人の中には、タトゥーが入っていたり、人前で裸になることに抵抗がある人もいたりしますが、水着で入れる温泉であれば、安心して別府の湯を楽しめます。

バグースさんをはじめHENNGE社のメンバーでハラルフードを提供している「旨鶏商人 地鶏家」へと足を運ぶことに。

このお店は大分のハラール冠地鶏を使用した鶏肉料理専門店で、メンバーと楽しいひとときを過ごしました。

旨鶏商人地鶏家オーナーの佐藤さんは、「別府ハラール料理研究家」として別府モスク・立命館アジア太平洋大学のムスリム留学生と一緒に、日本食ハラールを研究しています。

別府市に多くの外国人が居住しているため、地元のお店なども外国人留学生と連携をとり、外国人のニーズを理解したサービスを提供しようと努力しています。

別府での滞在を通して外国人は何を思うのか

1週間の別府での滞在を通じてどのような生活を送ることができたのかをバグースさんに聞いてみました。

「母国であればムスリムの人が大多数なので不便に感じることはないですが、日本では礼拝所の場所など必要な情報が少なかったり、日本語のみでの紹介だったりします。そんな中でも、別府は他の観光地と比べて情報が英語でまとまっており、礼拝所へのアクセスもしやすかったです」

今後は他の観光地も別府のように情報がまとまることや、礼拝所の整備が少しでも進むことを期待しているとのことです。

全体を通してHENNGE社代表から

最後に、今回の活動を通じてどのような変化があったのか、HENNGE社の代表取締役社長・小椋一宏さんに聞いてみました。

「ワーケーションを通して、チームビルディングに大きな成果があったと感じています。今回のように大人数で集まり仕事の時間とそれ以外の時間を共有することは、コロナ禍以前にもなかなか実施できませんでした。多くのメンバーで九州まで足を伸ばすことで会社の部門間の垣根を取り払い、団結力を強められたと感じています。」

コロナ禍の今だから、チームビルディングワーケーション

これまでに多くの企業やビジネスパーソンの方がワーケーションで別府へと足を運んできました。しかし、今回のように30人以上かつ多国籍の人が参加することは別府市にとって初めての挑戦でした。

観光地別府が多くの外国人観光客を受け入れてきたこと、そして多くの外国人と共生していることが、多国籍メンバーが参加するワーケーションを受け入れる土台となりました。

非日常の空間で実施するチームビルディング型ワーケーションがもたらす効果は、想像以上に大きなものかもしれません。

チームビルディングに興味がある企業様、外国人スタッフを多く抱える企業様、ワーケーション自体が初めてであっても、ワーケーションコンシェルジュがオーダーメイドのプランをご提案させていただきます。

問合せ先 (一社)別府市産業連携・協働プラットフォーム B-biz LINK
TEL:0977-76-5205
Mail:info@b-bizlink.or.jp
HP:https://www.b-bizlink.or.jp/

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