デジタルノマド誘客のモデル実証事業に別府市も連携 #3日目・まとめ

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デジタルノマド誘客のモデル実証事業に別府市も連携 #2日目 – 【公式】別府ワーケーションサイト|BEPPU YUKEMURI WORKATION

3日目:雨の塚原温泉と海地獄へ

ここまで2日間、お天気に恵まれていましたが3日目は残念ながら雨でした。宿泊先の山田別荘を後にし、車で40分ほどの場所にある「塚原温泉」へ。鉄イオン含有量の多さで日本一、酸性度の高さとアルミニウムイオンの多さでも日本で2位という類まれなる温泉です。

日本三大薬湯の1つとしても知られており、アトピー性皮膚炎、あせも、ニキビ、吹き出物、水虫、やけど、虫刺され、かゆみ、切り傷等に使えるという冷鉱泉も販売されていました。

塚原温泉は伽藍岳(がらんだけ)の標高約800m地点に位置しています。この日は霧もかなり出ていて肌寒い日でした。早く温泉で温まりたい気持ちを抑えつつ、せっかくなので火口見学に向かいます。

急な坂道を5分ほど上った先に、火口を見学できる場所があります。

写真では霧のせいで噴気がわかりづらいのですが、モクモクと湯気が立ち上る様子が見えました。

天気が良い日には由布岳や周囲の雄大な自然が見渡せるそうです。

雨も強くなってきたので、登ってきた坂を下りお待ちかねの温泉へ。

温泉は内湯と露天風呂のほか、家族風呂もあります。内湯と露天風呂は離れた建物になっているので、今回は各々どちらかを選んで入りました。

ゆっくり温泉に浸かり、冷えた体を温めた後は車で別府方面に戻り、海地獄に向かいます。

入り口を入るとすぐ左手に熱帯性の睡蓮の池があります。地獄と睡蓮…は似つかわしくない気もしますが、温泉の熱を利用して育てている、素敵な庭園が広がっています。

別府を代表する観光地の一つでもある海地獄には、今回のデジタルノマドの参加者以外にもたくさんの外国人観光客が訪れていました。各々、広い園内を自由にまわりました。

今回は時間の関係ですべての地獄をめぐることはできず、残念がっていた方もいらっしゃいましたが、海地獄でも小規模ではありますが血の池地獄のような赤い源泉を見ることができます。

散策を終えた後は出口付近で販売されている一口サイズの極楽まんじゅうや、カフェテリア海の地獄蒸し焼きプリンもおすすめ。特にプリンはツアー参加者に大好評で、たくさんの方が舌鼓を打っていました。

デジタルノマドの方にインタビュー:別府はいかがでしたか?

今回ツアーに参加してくださったうち、数名の方に別府の感想を伺いました。

イスラエルから来たEliさんは、宿泊先でもあった、山田別荘の昔ながらの日本建築のすばらしさに感動していました。歴史を感じる趣があり、モダンなスタイルと組み合わさってとても素晴らしかったとたいそう気に入っていました。食事もおいしくて自国イスラエルの平均的な値段の半分くらいだといいます。別府の温泉やまちの歴史も面白かったと満喫した様子でした。

マレーシアのKenさんは、特に塚原温泉が良かったそう。泉質のすばらしさに感動したそうで、今度は全部の地獄めぐりもしたいし、次は妻と一緒に来るとおっしゃっていました。

ドイツ在住のMerlinさんはあちこち行った中でも、特に2日目の夜に訪れたヒットパレードクラブが楽しかったそうです。お祭りやアートギャラリーもとても良かったのでまた訪れたいと言ってくださいました。

まとめ:別府はON/OFFが切り替えやすくおすすめ

今回は2泊3日という短い滞在の中で凝縮したスケジュールでしたが、別府には温泉や観光地はもちろん、さまざまなカルチャーやエンターテインメントがあり、多種多様な国からの訪問者も思い思いに楽しめる場所なのではと感じました。コワーキングスペースやWi-Fiのあるカフェなどは、インターネットのスピードなどを含めて実際に使いやすい設備をアピールすることが大切そうです。

仕事ができる場所と観光や遊びに出かけられる場所が点在している別府は、ONとOFFが切り替えやすく、デジタルノマドで働く方々の中長期の滞在にもおすすめできます。

執筆者|荒川 晴奈氏
千葉県出身、東京、大阪生活を経て4年前に大分に移住したフリーライター。
大分の温泉・食・人にどっぷりはまりつつ、山々に囲まれた田舎で自身もノマド生活に近いライフスタイルを謳歌中。ややWebデザイナーでもあり、ときどき料理人という微妙なスキルを駆使しながら楽しく暮らしています。

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